Hands on time vol.10 言葉が届くとき
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Hands on time vol.10
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言葉が届くとき
──フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ上映会
報 告: 神直子さん(ブリッジ・フォー・ピース 代表)
コメンテーター:石田甚太郎さん(作家)
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日本から飛行機で約4時間というお隣の国フィリピン。
2つの国の歴史を知って、その橋渡しのために、ビデオを片手に
奔走する女性がいます──さいたま市で暮らす神直子さん。
「日本人なんか見たくなかった!」
神さんは、日本軍の虐殺行為を涙ながらに語るフィリピンの老婆と
出会い、深い衝撃を受けました。一方で、日本にも、加害者として戦争
での虐殺行為を悔いている元日本兵がいることを知ります。
戦争の被害者と加害者、お互いの声を聴くことで癒せないか──。
こうして始まったのが、
元日本兵へのインタビュービデオをフィリピンへ届ける
『フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ・プロジェクト』でした。
今回は、神直子さんにお話いただくとともに、作家で戦争体験者でも
ある石田甚太郎さんをお迎えして、「言葉が届くとき」について、
みんなで一緒に話したいと思います。
日 時:2009年10月29日(木)19:00〜21:00
場 所:浦和コミセン 第13集会室
(JR浦和駅東口目の前 パルコ10F)
参加費:一般1000円、ハンズオン会員・学生さん500円
(定員30人、フィリピンのおやつ付き)
主 催:NPO法人ハンズオン!埼玉
共 催:BRIDGE FOR PEACE(ブリッジ・フォー・ピース)
申込み:お名前・ご所属・電話・メールを明記の上、
メールか電話でお申込みください。
メール:office@hands-on-s.org
電話:048-834-2052
(ハンズオンタイム係:若尾)
【プロフィール】
●神直子(ブリッジ・フォー・ピース代表)
1978年、大阪生まれ、さいたま市在住。2000年にフィリピンを訪問した際
(雨宮剛現青山学院大学名誉教授の主宰するスタディーツアーに参加)、
未だ戦争の傷が癒されないたくさんの人々と出会い「戦争は
まだ終わっていない」、と実感。元日本兵でも当時のことを悔やんで
いる人がいると聞き、フィリピンと日本の橋渡しになりたい、と2004年
ブリッジ・フォー・ピースを立ち上げ、両国で
ビデオメッセージを上映しながら交流を進めている。
●石田甚太郎さん(作家)
1922年、福島県生まれ、さいたま市在住。戦後、アジア、アフリカ、
沖縄などを訪れ取材をもとに執筆活動を進めてきた。『夜明け』(新読書社)、
『ワラン・ヒヤ−日本軍によるフィリピン住民虐殺の記録』(現代書館)
など著書多数。日本軍による住民の大量虐殺の真相を訪ねて200人に
インタビューし、加害者と被害者の両側の証言をつきあわせた本もある。