小さな声を聴く会 福玉ママカフェ vol1 

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小さな声を聴く会 福玉ママカフェvol.1
を開催しました。

*遠くの被災地だけでなく、あなたの周りにいらっしゃいます。
 けれども埼玉に暮らしている私も、
 同じように仮設のまちに暮らしているようにも思えます。
 福玉2014春の号外
 
福玉募金のお願い

福玉便り編集部が県内市町村を対象に調べた避難者数は5896人、
総務省の発表の2095という数字とは倍以上の開きがあります。
取材したフリーライターのIさんによると
「一度転居すると、災害救助法の中で、
「避難者」ではなくなってしまう。
県は、災害救助法の枠内だけを把握することにしているので、
市町村とは齟齬が出てしまう」のだそうです。
その中には実家や親戚の家に身を寄せていることの多い
「警戒区域外」いわゆる自主避難の母子も含まれています。
支援の狭間にひっそりといらっしゃる
ママたちの声を聴く会を開きました。

「あのときは、とにかく避難しなければと、
引っ越しや学校の手続きや毎日の生活に追われて
自分や子どものことを顧みる余裕がなかった。
ようやく外に出て同じ境遇に悩む人と
お会いしたいと思えるようになりましたが
当時の記憶は曖昧ですべてがグレーに見えています…」

お話いただいた震災当時のことや今の暮らしのことは
とても重くてつらい内容もあり 
涙をこらえきれない場面が何度もありました。

立場(*1)をわかってくださる人の中で、
安心して気持ちを吐き出せる場所は
3年を経た「今」だからこそ必要とされていると思いました。

(*1)
風評被害の原因だと非難されたり、差別されたり…
警戒区域の線引きで賠償が出る・出ないとか
帰る家がある・ないとか
支援の対象になる・ならないとか
交流会に参加するのは年齢層の高い方が多く、足が遠のく…など
小さなことから大きなことまでいろいろな立場の違いがあり
孤立が深まっています。


故郷を離れざるをえなかったという事実は同じなのに
分断されてしまっている、
そのことに向かっていかなければならないと思うのですが

それには単に賛成・反対と色づけすることなく
まずはしっかり話を聴かせていただくことが
大切なのではないかと思うのです。

*月に一度程度、
埼玉県内のどこかで開催していきたいと考えています。
10人程度でお茶やランチをいただきながら
じっくりとお話を聴かせていただく
小さな小さな会です。一緒にお聴きしてみませんか。
ご連絡おまちしています。

電話 048−834−2052 
メール office@hands-on-s.org 
認定NPO法人ハンズオン!埼玉 担当:谷居

2014年03月12日

投稿者 hands-on

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