らくがきタイム

ラクガキタイムを開催しました。

去る11月6日。大宮の氷川参道にて、アートフル夢まつりのいちコーナーとしてラクガキタイム/路上遊びを開催しました。3年ぶりです。

秋の木漏れ日の中、楽しい時間になりました。

通りがかって遊んでくださったみなさん、ボランティアスタッフの皆さん、共催の埼玉冒険遊び場づくり連絡会の皆さん、アートフル夢まつりの関係者の皆さん、ありがとうございました。

以下ご報告です。

3年ブリ。↓


こんな声がきかれました。
○(若いパパさん)「ここで、こういう遊びを開いてくださってありがとうございます!子どもと一緒に出来て楽しかった」
○(60~70くらいのご夫婦)「こういう場があることを知らなかった。知り合いにも教えておくわ」

以下は、ボランティアスタッフのみなさんから(21名参加) ありがとうございました。

スタッフの感想から
○いろんな所で遊んだ後だったと思うんですけど、片付け始めてた私にめっちゃ楽しいと興奮気味に話しかけてきた子がいました。私もそんな風に声をかけられてとても嬉しくなりました。

○「遊びはメニューではない『心のありよう』のこと」というのが実感としてよくわかりました。 あそびを提供する人とされる人とに分かれるのではなくて、安全確保や素材や枠組みは準備しながらも、大人も子どももみんなであそぶ、ゆるむ、という感じがとてもよくて。

○集まったスタッフのみなさんも楽しそうで、立ち止まって遊んでいく人たちも楽しそうで、
いいなぁ、と思いながら参加しました。

○ひたすら自分が遊んで一日過ごしてしまいました。子どもたちが通りがかりに遊んでいく感じが面白い場でした。一緒にいる親も楽しんでいるのを見て幸せな気分でした。毎年できるといいですね
子どもの時代に思いっきり遊ぶ子どもをさせてあげたいと思っています。

○楽しかった〜。ぶらぶら歩いている人が立ち寄って遊ぶ、あの空間いいですよねー。
平成ひろばがあの時間生き生きとした遊びにあふれた場所に生まれ変わって。

○3年ぶりのラクガキタイム、お疲れ様でした~!丸一日お天気でよかったですね。
通行人も多く、いろんな人が立ち寄ってくれて楽しかったです。

以下、スタッフのみなさんからお聞きした当日の記録です。

◉らくがき
子どもはもちろん、パパもママもろう石をわたすと、「え、私もですか」などいいながら、次々に絵を描いてくれました。


◉コマ・ベーゴマ


○3時頃からベーゴマを始めた小学校低学年の女の子とお兄ちゃん(高学年?)、本日初めてやったベーゴマを悪戦苦闘の末、なんとかたまに回せるようになり、撤収ぎりぎりまで遊んでいました。撤収でおしまいコールしなかったらまだえんえん続けてそうでした。
彼女いわく、「こんなにおもしろいなら朝イチからベーゴマやってればよかった!」ですって。
まあ、そのくらい楽しんでくれたなら本望です。

○一番印象に残っているのは、持ち込んだブチゴマ(枝を削っただけのシンプルなコマを回して鞭でぶって勢いをつける。結構難しい。)をずっと執念深く取り組んでいた小3くらいの子。
何度も何度もチャレンジしていて、ようやくちょっと回ったときの「回った!」の顔はステキでした。
横で見ていた母も愛情深いいい感じのちゃちゃを入れていました。
コマ周辺(ベーゴマなど)はこんな場面がいくつも生まれていましたね。

○小学校中学年ぐらいの女の子。初のベーゴマ。くつのひもがほどけてるのにも気づかず黙々と、ベーゴマの紐を巻くのと回すのを30分以上。ついに床の上で回ったけど、照れくさいのかそのままリアクションも無く。後述のパパさんより先に回せて、やった~感で、やっと笑顔の表情が。その子のパパさんは、赤ちゃん胸に抱っこしたまま、「子供の頃ベーゴマは回せなくて諦めたんですよね」と、チャレンジ。女の子が黙々と回そうとしてるのに対抗して?、何回もトライ。女の子より後だったけど、20分くらい続けて回せて、念願が果たせましたと。

○小学校低学年の女の子、ベーゴマ紐を巻くのは早々に諦めて、小林さんに巻いてもらったので、床に回すのをチャレンジ。なんとなくやったことはありそうで、15分くらいで、初床で回ると、その後は回った回数を、人工芝に座ってるママさんに毎回報告。
・おとなしめなメガネの男の子(小学校中学年?)は、全く初めてのベーゴマ。紐の巻き方も回し方も、一つ一つ考えて理解しながら回せるようチャレンジしていくこと30分以上。初めて床で回って、目が大きくなったけど、やっぱりリアクションは控えめ。でもしばらくして、ママに回ったよ~と報告。このあと、着々と回る確率を上げていって、1時間くらいベーゴマに。

◉カプラ

○最初にカプラで声をかけて遊び始めた親子。2歳くらいかな?の男の子。私が並べ方をしていたら、真似をして、積み始めました。そのうち、次第に線路をつくったり。このあたりで母にもカプラを手渡しして渡したり、子どもの方にも同じく渡したり。
その後別のスタッフいわく「あの子がずっとやってたのよ。しかも新しく来た子にカプラを渡して誘ってくれるの!」と。
実際、見ていると「はい」と渡していました!
してもらったことを次の人にも、なんだろうなぁ。小さい人はダイレクトにそれができていいなぁ、と感じた次第。

○カプラーでお母さんと来たもうすぐクリスマス3才の男の子、30分頃位ずっと自分で並べてました。一つずつ持って行ってはぐるっと並べてる。熱心。
でも新しい人が来ると「どうぞ」と渡しに行く心配り。お母さんはずっとニコニコで、側にいて気持ちがホコホコしました。

◉書道

○半紙を100枚超持ってきたけど途中で売り切れ。色んな作品が飾られるさまはまさにアートフルでしたね。

◉オセロ


○ご夫婦(?)が時間をかけてじっくり考えながら対決。大人だけでも遊んでいいという雰囲気が作れてて良かったなと。真剣に遊んでて楽しそうでした。

◉将棋


○小学生の娘さんとお母さん。娘さんは将棋のルールをよく知っててお母さんとやりたがっているのにお母さんは尻込み。娘さんが何度も「お母さんとやりたいの」と言っても、「だってルール分からないもん」とお母さん。このままじゃお母さんこの場を離れそうと感じて、駒の動かし方を娘さんに教わって、「私もぜんぜんルールがわからないので娘さんに教えてもらいながら一緒にやりませんか?」と声かけしたら、やっとヤル気になって遊び始めたので、心の中でガッツポーズ!

○・年輩の方々は、立ち止まり率が高い
・将棋をやったことがある人は、真剣勝負になる
・将棋をやったことない人は、興味で参加する人が意外といる
・大型将棋の出来に感動する方が多い。大型ということにも「いいね!」が多い
・子どもが知っていて、全くルールがわからないママに教えていたのに、まわりの大人がママにルールを説明しだしたら、面白くなくなってしまったよう。親子の時間だったんだな~
・高校生か大学生くらいの男子3人。うち一人は元将棋部。うち一人は将棋をある程度やっていた感じ。かなりのレベルの高さでスタート。そこにたまたま通りかかった40位の男性が一緒に最後まで真剣勝負。終わったときには、面白かったありがとう!と、若者たちに笑顔で挨拶して帰って行った。実は、その4人は仲間だと思っていたくらい、連携して勝負していた。終わったときにたまたま出会った人だとわかった。

◉巨大トランプ


○誰も遊んでなかったので、キッカケづくりにNさん(スタッフ)と2人で遊ぼうっかと話してトランプを広げていたら、3歳の男の子と小学生の男の子とお母さん親子が寄ってきました。3歳の子がトランプやったことないというので初めてでも出来そうな神経衰弱をやりました。そのうち飽きてきたのでと男の子たちが途中で抜けた後、別の子たちが寄ってきて続行。カードが巨大だから目を引いて、途中からでも入れるのでいいなと思いました。

○広げていない状態で「トランプやりませんか?」と話しかけたら、30~40代の夫婦が「スピードやろう!」「え?スピード!この大きさで?どうなるんだろ」って笑いながら始めた。
結果、足腰にくるトランプとなり、とても楽しそうで運動になっていた。
・裏返しで広げている状態のときに通りかかった人からは、「神経衰弱じゃない?」「あ、神経衰弱やってる」と聞こえてきた。
・おとなは、トランプの大きさと、ジョーカートランプをうけていた
・裏面の「七輪」の意味を聞いてくる人が何人かいたので
「コミュニティについて真剣に考えゆる~く活動している人たちが作った学会」
「何かのツールがあれば、コミュニティが生まれる。トランプもその一つ」と説明した
・まだトランプのルールがわからない小さい子も、ひっくり返すことを楽しんでした
・神経衰弱のルールがわかる年齢の子どもは、家でのトランプよりこっちがいいと何度もやっていた。
(総評)大型のトランプって、自然に運動になっていると感じた。地面から取る、置くの繰り返しを自然に行うので、いい!

◉パリに行く

おなじみパリに行く。「行けました?」「いけた〜」とにっこり。

◉モルック


○パパに負けて泣いちゃった子がいました。悔しかったんだろうなぁ
やたら暗算が早い子。もしかして そろばんやってるってきいたら そうだった。
ビッグトランプで スピードをやろうというカップル。
見ていて面白かった。新しいスポーツかというほど・・・体使ってた

○親御さんのお子様へのアドバイスも様々で面白いマンウォチングが出来ました。

◉シャボン玉


○シャボン玉をやらせて頂きましたが、他の遊びが難しい乳幼児の受け皿になれていたように思います。
乳幼児のシャボン玉が綺麗に上がると、通りがかった人からも「綺麗!〜」と声に出してくれたりやる方も見る方も分かりやすくてシャボン玉良かったです。
親御さんは早く移動したいのに子どもはシャボン玉に夢中で動かなかったり、ほらこうやってやるんだよ!と自信満々にやった大人がうまくシャボンを作れなかったりとにかく面白かったです笑
ただ泡が地面を滑りやすくしてしまうので、その都度親御さんに滑りやすいのでご注意くださいと声掛けはさせて頂きました。
その後の掃除も無限ループでこの泡はいつ無くなるのだろうか、、、と思うくらい大変でした笑笑

◉パラバルーン
パラバルーンですが、誰かの目に留まります様に!と願いを込めてベンチに掛けておいたら若いお母さんが興味を示してくれて人通りも少なかったので私と一緒にトンネルを作ってその中を子どもが満面の笑みで通り抜ける遊びが出来ました。
それを見ていた別の子どもも参加してきたり、遠くで見ていたご夫婦もお子さんも一緒にパラバルーンを持ってバタバタとしたりフワッと空気を入れたりトンネル潜りをしたり少しだけですが遊ぶことが出来ました。
パラバルーンの使い方などを知らない方が多いので、初めはスタッフが仲立ちする必要があるけれどある程度のスタッフ以外の大人がいて状況が整えば(広さなど)遊びが生まれるだろうなぁと妄想しながら過ごしました。

◉自動なわとび機


○自動縄跳びが子どもたちに大人気で知らない子同士でも一緒にとんだりして面白かったです(とびすぎて腰痛)
○子ども達は動くものご大好きなのは分かってたからやってみたのですが、息つく暇ないくら、ひっきりなしに子ども達が飛んでくれました。スピードアップして最高速にチャレンジする子もいました。何十回(何回ではありません)も戻ってきて、ひたすら飛んでる子もたくさんいました。

◉こ と ば の せ ん た く

新コーナー・ことばのせんたく。
新聞の見出しなどを切り抜いて、五七五でつないでいくシンプルな遊びです。
くすっと笑える、さまざまな作品が生まれていました。

○路上遊びでコラージュ川柳はちょっと地味?で、おもしろそう!と興味を持ってくれる人は少数派。でもやってみるとハマる、という感じのコーナーでした。

○高校生くらいの若者たちが個性的な作品を残していったのが印象的でした。

○小学生の女の子とお母さん、あれこれ話しながら新聞の中から文字を切り出し、お互い組み合わせてみたりして、その親子の時間がとっても楽しそうでした。

❤️

◉みんなで消し消し

◉なんとか車につめこむ。

「3年ブリ」くんも、形状にあわせて、組み込まれています(笑)。

以上です。ありがとうございました。

またみんなで遊びましょうね